レベル1/144ロッキードL-1049コンステレーション【TWAトランスワールド】製作記録 |
コクピットウインドウは本当に小さいので、こんなもの作っても見えなくなってしまうだろうが、とりあえずコクピットインテリアを組む。塗装は、グレーサフを吹くだけ(笑)。
どうせみえないだろうし。
でっかい四角い客席窓には透明パーツを裏側から接着する、昔ながらの方式。それをどう使うか・・・。
ともかく説明書通りに窓パーツを接着して、胴体左右を張り合わすと、塗装が窓にかかってしまう・・・。
もちろん窓をパテ埋めしてデカールで表現する方法もあるが、今回は昔からやってみたかった方法を実行することに。
まずは胴体裏面に黒塗装。
胴体左右を張り合わせる前に、胴体表面、窓周りのみ、グレーサフを吹く。本来、サフを吹く必要はないが、後の張り合わせ面の下地つくりと合わさないと、仕上げ色が変わってしまうため。
続いてホワイトサフを吹いて、いったん、コンパウンドで研ぎ出す。
仕上げのホワイトまでこの時点で吹いてしまう。
ここで、客席窓の透明パーツを接着。万一、はずれてしまわないように強力テープで補強も。
胴体左右を張り合わせて、合わせ目のスキマがあれば通常通りパテを盛る。
合わせ目を整形。
ここからが今回のアイデア。透明パーツを塗装してしまわないように、塗装完了した窓周辺のみマスキングを行い、その後、通常通り胴体を仕上げていくことに。マスキングラインはどうしても最後まで隠しきれないだろうから、可能な限り、胴体のパネルラインや、胴体下面の塗り分けラインにくるようにした。
主翼取り付け部の開口からも塗料が吹き漏れるのでここもマスキング。
マスキングラインをなるべく目立たなくするために、胴体左右合わせ目周辺にのみサフを吹く。
ノーズコーンとコクピットウインドウの透明パーツを接着、整形後、透明部分をマスキング
窓枠部分を残して細いマスキングテープを並べて透明部分をふさぐ。
マスキングテープ上下をカットしてマスキング完了。
全体にホワイトサフを吹き、研ぎ出し、さらにホワイトを塗装。
段差が生じるキケンから、グレーサフ同様、マスキングした窓部はなるべく厚くならない様注意して吹く。
胴体裏面のベアメタルや、垂直尾翼の防氷ブーツの塗装のために、ホワイト部分全部をマスキングする。水平尾翼の付け根も胴体と一体で成型されているため、垂直尾翼周辺のマスキングはかなり煩雑。
機首、下面も複雑な曲線を描いて塗り分けられているので慎重にマスキング
マスキングが完了したら胴体下面全体にシルバーを塗装。
その後、このように部分的にマスキングしながら、各種のメタリック塗料でパネルごとに塗り分け、ベアメタル面を表現する。
胴体と平行して翼やエンジンなども進める。まず、主翼中央翼部は窓越に見えるので胴体裏側同様に黒塗装。
白い胴体と異なり、翼はグレーサフのみで下地完了。エンジン上部を削っているのはエンジンナセルを仮組みしたらずいぶんズレてしまったため。
エンジンの整形完了
下地が完了した翼やエンジン
主翼はほぼ全面ベアメタルだが、パネルごとの質感の違いを表現したり、また、前縁の防氷ブーツもデカールが用意されないのでけっこう細かなマスキング作業が必要となる。
プロペラはさらにたいへん。シルバーだけで3色、加えて、プロペラエッジは視認用に細く黒く塗られているがこれもデカールは用意されないので細かくマスキングする必要がある。
マスキングを剥がした!
下地まで合わせて、完璧を期したはずの窓周りとそのほかの白だが、やはりこんなにくっきり境目が(><!
もう一度窓をマスキングして白を吹き、なんとかボカしたが、やはりこの工法は少々難しいようだ。
塗装完了した各パーツ
ようやくデカール貼りにこぎつけました。
ついにスーパークリアⅡによるクリアコートも終わり、あとは研ぎ出しと組み立てのみ。
各翼の接合は胴体にぴったりとはまるようなので、接着はしない予定。
研ぎ出しはいつも通り1500番→2000番のサンドペーパー→コンパウンド→セラミックコンパウンド。最後にコーティングポリマーをコートする予定。
ついに完成!
流麗なボディー、4発レシプロの力強さ!
コンステレーションは本当に美しい飛行機。
一点、主翼上反角が不足しているのに、やっと気づく。
次回からは主翼上下面を張り合わせる前に充分に上反角を与えるように曲げておきたい。