L-1011トライスター500【パンアメリカン航空】 |
PLATZ 1/200
航続距離延長を狙って、トライスターの胴体を寸詰めたのがこのトライスター500。まだまだエンジンの燃費が悪く、東京=ニューヨークやヨーロッパが747やトライスター、DC-10では微妙に直行できない時代、そんなメジャーなルートをなんとか直行させる唯一の方法が胴体短縮による重量削減だった。747はSPという異端児を、そしてトライスターはこの500を産んだ。直後にエンジン性能もあがり、なにより冷戦体制が崩壊、ロシア上空も飛べる時代が到来、SPとこの500はあっというまに使命を終えた。
キットは2003年頃プラッツがハセガワキットのコンバージョンキットとして発売したもの。
短い胴体、主翼端の延長パーツ、それにテールコーンが短縮されたRB211エンジン、プラッツお得意のエッチング製のディテールパーツ、それにライブリーズ製のすばらしいデカールがそのキットに含まれ、その他主翼、水平尾翼、ランディングギアなどはハセガワ製を利用する。
以前作ったデルタの-1型と並べて胴体の長さを比べる。
胴体の長さ以外に500はさまざまな部分で空力的な洗練を目指している。第2エンジンインテークと胴体の間にできたフィレットはその後-1型にもコンバートされた。