マクダネルダグラスDC-10-30【日本エアシステム】 |
Hasegawa 1/200
東亜国内航空が国際線進出にあたって日本エアシステムと名を変え、導入したのがこのDC-10。諸般の事情とは経済情勢、それに新機種開発動向。あまり活躍した、とはいえないまま日本の空を去った。
モデルはハセガワ製DC-10キット。このキットは初期型の翼胴フェアリングを持っているが、実際のJAS機は最終生産機であるからこの部分が大きく膨らんだ後期型。ポリパテを盛って後期型の翼胴フェアリングを再現した。
DC-10の主翼上面は生産時期、エアラインによってまちまちでモデル化には気を使う。JAS機は導入時から退役に至るまで一貫してDC-10の標準的な塗りわけだった。すなわち、動翼部はベアメタル、中央部はコロガードを塗り、付け根あたりのパネルに少し三角状にグレーが塗られる。
JASのDC-10の下面は後期にはA300同様グレーに塗りつぶされたが導入時にはこのようにベアメタルだった。しかし、この8551は導入されてすぐ大韓航空にリースに出された関係で、ベアメタルで過ごした時期はごく短い。
主翼前方のグレーの部分が空力特性改善プログラム(CPIP)によって設けられたフェアリング。ポリパテを盛って再現した。
水平尾翼取り付け部もCPIPに対応したフェアリングとなっている。
CPIP対応フェアリングは下面で見るとよくわかる。
主翼裏側にはコロガードは塗られず、中央部は全面ライトグレーになっている。
たった2機しかなかったJASのDC-10を並べる。