ロッキードL1011トライスター【デルタ航空】 |
Hasegawa1/200
全日空でもずいぶん活躍したトライスター。もちろん本国アメリカでもこのデルタをはじめ、パンナム、TWA、イースタン、、、名だたる大手もこぞって採用。アメリカ国内線や後年には大西洋線で飛ばした。当時はまだまだアメリカの国内線もずいぶん大型機を飛ばしていたものだ。モデルはずいぶん以前、「月刊エアライン」の連載「旅客機プラモ工房」で募っていた「トライスターワンメイク」に出そうと製作したもの。デルタの初号機をライブリーズデカールで仕上げた。
ハセガワのこのキット、「ラブライナー」と称された1/200の旅客機シリーズの中でも最初の製品。ざっと発売されてから25年が経つがなんともすばらしい出来だ。トライスターの最大のチャームポイント、第2エンジンのインテイクダクトもごらんのとおり確実に再現している。デルタのトライスターはここにトライスターマークが入っているのが常なのだが、初号機のロールアウト時には入っていなかった。
トライスターのエンジンのテールコーンは何度も改修されて複雑だが、キットのものは最初期でもなく、最後期でもなく改修途中段階のもの。これを最初期のタイプとするために全長を詰め、スラストリバーサのレールをプラ板で作ってみた。
機体裏側に見える小さな突起はプラッツのエッチングパーツ。ワンメイクに出品するという意気込みからこのとき初めて使ってみたが、その絶大な効果に驚いた。
トライスターのもうひとつのチャームポイントが機首のデザイン。ななめ後方のこの角度から見ても実機らしい雰囲気が伝わる。背中に見える特徴的な2つななめに配置されたアンチコリジョンライトは透明ランナーを伸ばしてクリアレッドを塗ったもの。